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小さな感想を、
ひとつずつ。
THE JOURNAL
最近の記録
20十一月の夜、また物語へ季節が変わり、夜が少し長く感じられるようになった。こんな時間には、以前見た冒険の続きをゆっくり思い返したくなる。19『夏目友人帳』のやさしい距離『夏目友人帳』には、すべてを理解し合えなくても、相手を大切にできることを思い出させてくれる場面がある。近づきすぎず、離れすぎない距離が心地よい。18『ハイキュー!!』のつなぐ瞬間『ハイキュー!!』で心に残るのは、決める瞬間だけではない。次の人へボールをつなぐために、ぎりぎりのところで手を伸ばす場面にも目を奪われる。17『鋼の錬金術師』と選ぶことの重さ『鋼の錬金術師』を見ていると、何かを望むことと、その結果に向き合うことは切り離せないのだと感じる。登場人物たちは、それぞれの後悔を抱えながら先へ進む。16音楽が連れてくる記憶ある旋律を耳にしただけで、初めてその作品を見ていた頃の季節を思い出すことがある。物語の記憶と、そのときの自分の生活が重なっているのだろう。15変わっていくライバルの距離最初は対立していた人物同士が、長い時間を経て違う関係になっていく展開が好きだ。完全に同じ考えになるわけではなくても、互いの存在が少しずつ意味を変える。14強さだけでは守れないもの戦いに勝つ力があっても、相手の悲しみをすぐに消すことはできない。『NARUTO』には、力だけではほどけない関係が何度も現れる。13約束を覚えている物語長い物語のなかで、昔交わされた約束が思いがけない瞬間によみがえることがある。時間が流れても、その言葉を大切にしてきた人がいるとわかる場面に弱い。12好きな台詞を探さない日印象に残る場面を、必ず言葉にして保存しなくてもいい日がある。うまく説明できないまま残る感覚も、作品との大切な出会いだと思う。11空を飛ぶ場面の自由さ広い空を飛び回る場面には、それだけで心が軽くなるような魅力がある。地面の制約がなくなると、世界の広さが一気に感じられる。10不器用さを好きになるうまく気持ちを伝えられない人物を見ると、もどかしさと同時に親しみを覚える。正しい言葉がすぐに出てこないのは、現実でもよくあることだ。09雨の日に見たい旅の物語窓の外が雨の日には、海を進む物語がよく似合う。実際には遠くへ行けなくても、画面の向こうの風景が気分を少し変えてくれる。08静かな時間がつくる緊張大きな音や速い動きがなくても、画面から目を離せなくなる瞬間がある。返事までの沈黙や、誰もいない廊下の長いカットに、言葉にならない気配が宿る。07追いつけない背中を見ながら『ドラゴンボール』では、誰かを目標にする気持ちがさまざまな形で描かれる。同じ場所を目指していても、悔しさを力に変える人もいれば、別の道を選ぶ人もいる。06小さなごはんの場面が好き冒険や戦いが続いたあと、登場人物が食卓を囲む場面があるとほっとする。何を食べるかだけでなく、誰と同じ時間を過ごしているかが伝わってくるからだ。05走り続ける人と、待つ人忍者たちの物語では、前に出て戦う人だけでなく、帰りを待つ人の存在も忘れがたい。離れている時間があるからこそ、再会の場面に言葉以上の重みが生まれる。04仲間がいる船の居心地麦わらの一味を見ていると、仲の良さはいつも意見が一致することではないのだと思う。騒がしく、ぶつかり合いながらも、必要なときには互いの得意なことを信じている。03強さと好奇心のあいだ『ドラゴンボール』の面白さには、強い相手への恐れと、まだ知らない世界への好奇心が同時にある。限界を越える場面には、勝ち負けだけではない高揚感がある。02認められたい気持ちの、その先へ『NARUTO』を見ていると、誰かに自分の存在を見つけてほしいという気持ちの強さを考える。明るく振る舞う場面の奥にも、ひとりで過ごした時間の重さがある。01航海のはじまりに惹かれる理由『ONE PIECE』を思い返すとき、最初に浮かぶのは大きな戦いよりも、海へ出ていくときの軽やかさだ。行き先が見えなくても、自分で選んだ一歩には不思議な明るさがある。